大杉バイオファーマ・コンサルティング株式会社は医薬品のグローバル開発をサポート致します。

03-5806-9776 9:00~18:00(定休日:土・日・祝)

英語サイト切り替えボタン

お問い合わせボタン

NEWS

【統計コラムvol.1】成功確率80%の臨床試験を実施するためには(前編)

2023.12.22

医薬候補品の承認を得るために、どのよう臨床試験をデザインするかは非常に重要な課題です。

弊社所属の統計家が3回に分けて解説をさせて頂きます。

 

2群間の有効率の差を比較するχ²検定における必要症例数を設定する方法

 

1.χ²検定を実施する前にサンプルサイズを設定する理由

 

 2群比較の臨床試験を企画し、新薬が既存薬よりも有意に優れた有効性を示す場合には、通常、χ²検定が用いられる。しかし、この検定では、サンプルサイズが大きいとP値が小さくなり、両群の有効率の差が小さい時でも、P値が0.05以下となり、有意差有りとする結論が出てしまう場合がある。

 

 逆に、サンプルサイズが小さいとP値が大きくなり、両群の有効率の差が大きい時でも、P値が0.05を上回り、有意差無しとする結論が出てしまう場合がある。

 

 結局、P値が小さくなった時に、「群間差があってP値が小さくなった」のかあるいは「サンプルサイズが大きいためにP値が小さくなったのか」の2つの可能性が残ってしまう。

 

 この可能性をなくすためには、適切な検出力を確保できる症例数を事前に設定した上で、臨床試験を実施する必要がある。

 

 

 

2. 有効率の差を比較する場合の検定(χ²検定)における例数設計の方法

 

臨床試験における必要症例数は以下の4つの項目を決定することにより、設定できる。

 

 ①新薬の真の有効率、

 

 ②既存薬の真の有効率、

 

 ③検定における第1種の過誤(αエラー)

 

 ④第2種の過誤(βエラー)乃至は検出力(パワー)

 

 このうち、第1種の過誤(αエラー)、第2種の過誤(βエラー)乃至は検出力(パワー)について理解する必要があり、図1で説明したので、参照して貰いたい。

 

NEWS一覧へ

掲載年別

NEWS

大杉バイオファーマ・コンサルティング株式会社 Ohsugi BioPharma Consulting Co., Ltd.

〒111-0032
東京都台東区浅草1-39-11
デンボービル5F
TEL 03-5806-9776
FAX 03-3843-8188

access

mail

グループ企業

株式会社フューチャー・オポテュニティー・リソース

CMC関連用語集